2016年8月20日土曜日

りんの単独ゼミ10 八重山遠征(与那国島)後編

7/18
この日は水昆のための湿地探しと、イリエのためのヤエヤマコクタン探し。


ある道路沿いに池があったのでガサると。
これまたトビゲン。

与那国では、ウスバは少なくないらしい…??



ふとその時、薄緑色の動く影が…
それはカマキリ好きとして憧れだった、
ウスバカマキリであった。
感涙。手が震えた。







ヨツモンカメノコハムシの追加を
狙ってたら採れたアカギカメムシ
ヤエヤマコクタンを探してうろついていると、




茂みにヨツモンカメノコハムシ。
そしてアカギカメムシも追加。












有名な与那国蕎も食べた。美味でした。
この日も新たな昆虫数種と出逢い、1日を終えた。






7/19
1日採集ができる最終日。
前日でイリエヒメマルは諦め気味だったので、エサキタイコウチが狙い。
有名な水源地が湿地らしいので行ってみたが、
やはり水がない。
お決まりパターン、午前中でエサキタイコウチは早々に終了。
あげく道路から離れており声が届かない場所で、底なし沼で死にかけた。
なんとか生き返った。

最後だしと思い、アヤミハビル館へ。
ヨナグニサンが想像以上に大きくてかなり驚いた。
そしておまけで、目の前の水たまりにてトビゲンが採れた。

太陽光で反射する鳶色が艶かしい















さて、どうするか。
レンタバイク返却まで数時間。
結局この日まで採れず、もはや自分の中で幻になっていた
イリエヒメマルタマムシに、残りの時間を費やす事にした。

ヤエヤマコクタンは朝昼夕幾度となく様々な場所のをスイープし、
入らずに向かえた6日目。
スイープしても、昆虫すらろくに入らないヤエヤマコクタンのすぐ近くの所。

ダメもとでスイープしてネットを見ると、
色々昆虫が入る。
これは期待できるのではと思い、次々スイープしていくと、
7,8mm程の甲虫とでっかいハラビロカマキリ♀の姿が!!!

追い求めた姿が、そこにはあった。




イリエヒメマルタマムシ(ペア)。
与那国来て何度目か、手が震えた。

そのポイントでは8♂4♀で、
ヨナグニアカアシゾウムシもウジャウジャ。
この2種は同じような環境を好むのだろうか…?
それにしてもスイープが下手すぎた
(ネットに入らず落とす個体が多数)。



満身創痍でレンタバイクを返却し、
最後にノブオ黄昏採集で〆。
でかいノブオ。








20 日は10時出発で、14時に石垣着。
昼に八重山そばを食べ、その後はダラダラ過ごして遠征を終えた。
石垣でのヨツモンはまた今度のお楽しみにした。


〜後日談〜





与那国島でのイリエヒメマルタマムシの
公な記録は原記載以来?とのこと。
嬉しさ倍増である。


更に、八重山亜種は紅い輝きのあるサツマウバタマ。
真上から見ると紅い。














お尻から見ると…?



緑色!!!
角度の問題であるもののわりと青い。
もっと青いアオサツマなんてものもいるのだろうか…


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