2016年5月29日日曜日

昆虫相調査

右足に謎の傷跡ができた師範です.

今日はN宮自然保護協会やO阪昆虫同好会の方と一緒に,某市の昆虫相の調査に行ってきました.
一応私は甲虫担当として出動しました.
あまり詳しくは書けませんが,希少な昆虫も多少いるようでした.
ただ畑とかが少なく,そういうところにいる種は採りにくい感じです.
同定の難しい種もちょっと採れたので困りましたね…
たとえばこんなやつ↓

上翅が暗赤色のアンペ♀

この仲間は,雌では受精嚢内?の刺状構造が分類形質の一つとされています.
(文献にはよく"雌貯精嚢"と書かれていますが,貯精嚢は雄体内にある器官なので,おそらく受精嚢のことかと思われます.)
まあ普通種のような気がしますが,類似種があまりにも多いので,私のようなコメツキ初心者にはAmpedusの一種としか言えないです.

〈追記〉
解剖して刺状構造の顕微鏡写真を撮ってみた.
小さい突起が並んでいるのがわかる.

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