師範です.
22日は武庫川中流域らへんで研究材料のサンプリングをしていました.
河原にはスッポンがひっくり返ってジタバタしていてびっくりしました.
趣味の甲虫類も少し採りました.
環境省RL準絶滅危惧
◆アオグロヒラタゴミムシ Agonum chalcomus
兵庫県が模式産地の一つとされている
◆ルリヒラタゴミムシ Dicranoncus femoralis
ブルーメタリックのエリトラを持つ美麗種
◆アトボシアオゴミムシ Chlaenius naeviger
昼間でもよく活動しているゴミムシ
◆ノグチアオゴミムシ Chlaenius noguchii noguchii
河原の石を起こすと素早く逃げまわる
◆キガシラアオアトキリゴミムシ Calleida lepida
グリーンメタリックのエリトラを持つ美麗種
◆ベーツホソアトキリゴミムシ Dromius batesi
ビーティングで落ちた
◆クロバネアリガタハネカクシ Oedechirus lewisius
この種も体内にペデリンを持つのだろうか?
◆シリホソハネカクシ族の一種 Tachyporini gen. et sp.
この手のやつは分類屋じゃないと厳しい
◆チビヒゲナガハナノミ Ectopria opaca opaca
こんな名前だが,ナガハナノミ科ではなくヒラタドロムシの仲間
◆アワツヤドロムシ Zaitzevia awana
河川の日当たりの良い場所で採れた
◆コイチャコガネ Adoretus tenuimaculatus
即リリース,さようなら
◆ヒメビロウドコガネ Maladera orientalis
類似種が多いグループなので一応持ち帰ってしまうが,なかなかアタリをひかない
◆アカガネチビタマムシ Trachys tsushimae
ウツギ叩くたびに落ちてきた
◆マメチビタマムシ Trachys reitteri
ヤブマメみたいなのを叩いたら落ちてきた
◆クズノチビタマムシ Trachys auricollis
名前の通りクズにつくタマムシ
◆サビキコリ Agrypnus binodulus binodulus
地味な色彩のド普通種コメツキ
◆シロオビチビサビキコリ Adelocera difficilis
上翅には被毛によって作られた模様がある
◆アカハラクロコメツキ Ampedus hypogastricus hypogastricus
冬季はよくマツ類にいるのを見るが,今回は飛翔していたところを捕獲
◆クロアシブトコメツキ Podeonius mus
甲虫図鑑によると,背面にオパール状光沢があるとのこと
◆クシコメツキ属の一種 Melanotus sp.
いわゆるMelanotus亜属(各亜属を独立属とする意見もある)
◆ヨツモンミズギワコメツキ Migiwa quadrillum
ミズギワコメツキの仲間は河原などで見られる
◆オオハナコメツキ Platynychus nothus
ハナコメツキの仲間は前胸腹板突起が短く先端は裁断状になる
◆コクロヒメテントウ Scymnus posticalis
本属中もっとも普通であろうテントウ
◆アミダテントウ Amida tricolor
アオバハゴロモなどを捕食するらしいが,ナガバヤブマオを食べるという観察例もある(谷ほか,1997)
◆フタモンクロテントウ Cryptogonus orbiculus
上翅には中央やや後方に一対の橙色斑を具える
◆ナナホシテントウ Coccinella septempunctata
ド普通種
◆ヒメカメノコテントウ Propylea japonica
背面の色彩には変異がある
◆ナミテントウ Harmonia axyridis
上の写真を見てわかる通り,かなり大型の甲虫
◆ベニモンアシナガヒメハナムシ Augasmus coronatus
いつの間にか属が移されてる件
◆ヒメマキムシ Stephostethus chinensis
かなり微小で体長約1.7mm
◆ マメヒラタケシキスイ Epuraea paulula
この属は今年になって再検討の論文(Hisamatsu,2016)が出ているが,文献が手に入っておらず確認できていない
◆キボシコオニケシキスイ Cryptarcha longipennis
アキニレの樹液にいたが,少ない種だそう
◆ヨツボシケシキスイ Librodor japonicus
実は大あごに性的二型があったりする(Okada & Miyatake,2004)
◆ムナビロオオキスイ Helota fulviventris
次種に似るが,この種群のレビジョン(Lee,2007)を見ると,ムナビロでは上翅の2-4条が曲がりくねることで区別されるらしい
◆ヨツボシオオキスイ Helota fulviventris
翅端の形状で雌雄を見分けられる
◆ケシコメツキモドキ Microlanguria jansoni jansoni
コメツキモドキにしては小さいやつ
◆ニンフジョウカイ属の一種 Asiopotabrus sp.
Asiopotabrus亜属ということしかわからない
◆クビボソジョウカイ Hatchiana heydeni
普通種
◆フタモンヒメナガクチキ Microtonus dimidiatus
上翅肩部に赤斑のあるナガクチキ
◆クロヒメハナノミ属の一種 Mordellistena sp.
トケジクロヒメのような気がするけど自信がない
◆サトウヒメハナノミ Falsomordellistena satoi
赤い頭部と上翅肩部の赤斑か特徴
◆クロフナガタハナノミ Anapsis marseuli
ハナノミではなくハナノミダマシの仲間
◆ホソクビアリモドキ Anthelephila bramina coiffaiti
もっとも普通に見られるアリモドキ
◆ヒシカミキリ Microlera ptinoides
シルエットがヒメヒラタムシに似てるのは気のせいだろうか
◆キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris
本種に産卵されてしおれたヨモギがたくさんあった
◆キイロナガツツハムシ Smaragdina nipponensis
何にいたか忘れた
◆バラルリツツハムシ Cryptocephalus approximatus
きれいな色のド普通種ハムシ
◆ドウガネツヤハムシ Oomorphoides cupreatus
タラノキにいた
◆ムネアカキバネサルハムシ Pagria consimile
従来"ヒメキバネサルハムシ"とされていたものには,本種など4種類が含まれていたらしい(今坂・南,2008)
◆マダラアラゲサルハムシ Demotina fasciculata
地味な色彩のサルハムシ
◆リンゴコフキハムシ Lypesthes ater
採った時は白い粉に覆われているが,酢エチで〆たらいつもそれがとれてる
◆ヨモギハムシ Chrysolina aurichalcea
飛翔力の弱いハムシ
◆クワハムシ Fleutiauxia armata
雄では触角間にラッパの先みたいな謎の構造物がある
◆ハラグロヒメハムシ Calomicrus cyaneus
お気の毒な名前のハムシ
◆ムナグロツヤハムシ Arthrotus niger
背面全体が黒色の個体だった
◆オオバコトビハムシ Longitarsus scutellaris
オオバコにつく微小ハムシ
◆オオアカマルノミハムシ Argopus clypeatus
ボタンヅルのビーティングで落ちた
◆アケビタマノミハムシ Sphaeroderma akebiae
アケビを叩いたら落ちてきた
◆カメノコハムシ(卵)Cassida nebulosa
河原に1株だけあったシロザで卵を確認
◆イノコヅチカメノコハムシ Cassida japana
ヒナタイノコズチの葉上にいた
◆ヒメクロオトシブミ Apoderus erythrogaster
即リリース,さようなら
◆ウスモンオトシブミ Apoderus balteatus
キブシのビーティングで落ちた
◆カシルリオトシブミ Euops splendidus
本属の雌成虫は,揺籃の葉の分解を助ける共生菌を持つことで知られる
◆ヒレルホソクチゾウムシ Sergiola hilleri
◆コフキゾウムシ Eugnathus distinctus
クズのビーティングで落ちた
◆イチゴハナゾウムシ Anthonomus bisignifer
ノイバラにたくさんいた
◆エゾヒメゾウムシ Baris ezoana
ヨモギにつく,背面が真っ黒のヒメゾウ
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