師範です.
本日は京都に行ってきました.だいぶ前から計画していたのですが,忙しくてずっと行けずにいました.
京都市には古くから昆虫採集のメッカとなっている場所もあり,その周辺の山が模式産地である種が結構います.
今回はその中でも,キョウトメクラチビゴミムシ Trechiama angulicollisを探しに行きました.
いつものように電車で最寄り駅まで移動し,あらかじめ地図上で目星を付けていた沢へ向かいました.
今日は比較的暖かく,クサカゲロウ類が飛んでいたり,マダニが服に付いたりしました泣.
林道を歩いていくと良さそうな沢はあったのですが,残念ながら掘ってみてもガロアムシ Galloisiana nipponensisとクロツヤヒラタゴミムシ Synuchus cycloderusだけでした.
石の下からも得られるようなので石起こしもやりましたが,ハサミツノカメムシの一種 Acanthosoma sp.しか出てきませんでした.
あと途中のアベマキの立ち枯れにこんなキノコがありました.
これを刷毛で掃いてみると,エダモンハバビロハネカクシ Dacne zonaliaとズグロホソオオキノコ Megarthrus scriptusが落ちてきました.
キノコは他にもあったのですが,乾燥が進んだものばかりでダメでした.
キノコは他にもあったのですが,乾燥が進んだものばかりでダメでした.
エダモンハバビロハネカクシ(左) ズグロホソオオキノコ(右) |
こういうのに浮気しながら探した結果,キョウトメクラは採れませんでした.
やっぱり冬のトレキ採集は厳しいんですかね…ポンポンはまぐれだったのか…
キョウトメクラは他のトレキに比べたら見つけやすいはずなのですが,技術とセンスがないと採集できないものだなと痛感しました.
Trechiama属の基準種という意味でもぜひ押さえておきたいので,またいつかリベンジに行きたいですね.
Trechiama属の基準種という意味でもぜひ押さえておきたいので,またいつかリベンジに行きたいですね.
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