初投稿のりんです.
関東に帰省し動物行動学会後,11月23〜24日にかけて,
キタカブリを主対象としてさっとん先輩と採集に行きました.
普段の採集は,さっとん先輩がタマムシ,私がトンボ.
しかし研究室内ではオサ屋が多く,すっかりオサムシに魅了されての遠征でした.
あの光沢が木からパッカーンで出てくるなんて想像するだけでワクワクもの,
23〜24日は両日とも雨の予報であったが,
関東行ったら東北へ行かざるをえなかった...
〜初日〜
朝5時頃に宿の最寄り駅に到着.
真っ暗で寒かったがむしろテンションが上がり採集を前におおはしゃぎ.
朝食を済ませ,夜明けを待てずに移動を開始.
すぐに河川敷で掘りを開始するも何も出てこず.
雨がぱらつき始めた頃,先輩がアカガネをゲット!
二人ともオサ初心者なため坊主の恐怖があったが,
なんとか回避.
しかし...
少しずつ移動し目的地に到着するも,オサムシはおろか甲虫すら出てこない始末.
同業者の採集痕も少しずつ出始め,場所は良さそうながらも焦りが出始める.
二人して,いねーなあ困った困った(笑)みたいな感じでうろちょろしてたが,
ある場所で大木が横たわっていた.
そして大きな影が!トウホククロナガ!
そして更に光沢のある甲虫が———
アオオサ!
初採集でした.直後にアオオサをもう1頭追加.
更に1時間後には先輩が歓声を上げた.
見に行ってみると
キタカブリ!!!
先輩はキタカブリに歓喜,
私はクロナガ,キタカブリの汁を顔面に受け狂気.
その後昼飯まで私は1時間フィーバーモードに入り次々と探すも収穫0.
...あかん.
昼飯で体制を整えて再度挑戦するも,
二人ともクロナガとアカガネ以外追加が出ず.
疲れが出始めた頃,私は我慢していたあることを敢行する.
それは ”小川渡り”.
小川の向こう側は採集痕が見られないが,案外幅と深さがあるため断念していた.
しかしこのままでは東北坊主になりかねない.
やるしかない.
そう思い小川に入ってみると,水深より長靴が低くなっても,
物理的には長靴に浸水はしてこなかった.
しかしそこは研究室随一の水ポチャ芸人,
助走をつけて...
バッチャーーーン!!!
無事浸水.
笑う先輩をよそ目に向こう岸で採集再開し,無事キタカブリ採集.
喜びというより,安堵でしかなかった.
丁度日の入り頃になり,この日の採集を終えた.
0 件のコメント:
コメントを投稿