2017年6月3日土曜日

最近訪れた離島の紹介

最近調査で行った離島を虫屋目線で簡単に紹介します.

加計呂麻島
奄美大島南部の瀬戸内町古仁屋から船で数十分.奄美大島と近いので古仁屋から日帰りでもじゅうぶん行けます.今回初めて訪れましたがとても美しい島でした.港は2か所あり,本数は少ないですがそこからバスで移動することができます.林道があまりないので散策できる場所は限られると思います.昆虫相はやはり奄美大島と似ている気がします.


アオウバタマムシ

対馬
韓国の近くにある島.飛行機とフェリーどちらも利用したことありますが,ここのフェリーは揺れやすいのと時間がかかるので飛行機で行く方がオススメです.島内をバスの移動する場合,運賃表を見れば高くつきそうに見えますが,実は一日フリーパスなるものがあるのでどこへ行くのも実質往復1000円で行けます.虫は大陸との共通種がけっこういます.一部国有林になっている場所があるので採集に行く際は注意が必要です.今回で3度目でしたがまたいずれ来たい島です.


ツシマヘリビロトゲハムシ

佐渡
新潟港から船なら数時間で着きます.カーフェリーとジェットフォイルどっちも利用しましたが,カーフェリーの方が豪華で船旅感もあったので個人的には好きです.離島の中では比較的栄えている印象を受けました.今回は両津港付近に宿泊しましたが,歩いていける距離にサドマイマイ,サドアオオサ,サドクロオサがいるという素晴らしい場所でした.ただ弾丸遠征だったのであまりのんびりする余裕はありませんでした.


サドマイマイカブリ

2017年3月1日水曜日

内径Φ27mm遠沈管用の吸虫管作成メモ

いろいろな吸虫管を参考にしながら自分でも作ってみたので,作り方を忘れないうちにメモ.



① シリコンチューブ(内Φ5mm 外Φ7mm)
吸い口側の先(写真では見切れている)にはΦ6mmの切ったストローをつけておくことで,汚れても吸い口を交換することができる.④プラ材パイプと接続する部分はやや緩いので縛っておく.

② エアフィルター(外Φ4mmとΦ6mm)
細かいごみが口に入らないようにキャッチするフィルター.ここで使ったものは接続部の外径がΦ4mmとΦ6mmの二段になっている.吸い口に繋がる側はΦ6に①シリコンチューブを接続.その反対側はΦ4に③霧吹きの管,Φ6に①シリコンチューブを接続.

③ 霧吹きの管部分(内Φ5mm 外Φ6mm)
百均で入手可能.②エアフィルターと④プラ材パイプの間は①シリコンチューブのみで繋ぐとこの部位が折れ曲がりやすくなるため,これを介して接続する.

④ 透明プラ材パイプ(内Φ3mm 外Φ5mm)
⑤シリコン栓の穴に通すパーツ.蒸気で熱することによって好きな形状に曲げることが可能.

⑤ 穴付きシリコン栓(上Φ30mm 下Φ25mm 穴Φ5mm)
遠沈管に差し込む部分.この栓のサイズを変えれば違うサイズの遠沈管にも取り付けられるはず.

⑥ 霧吹きの管の先についてるやつ(内Φ6mm 外Φ8mm)
百均で入手可能.吸った虫がパイプに入らないようにするための粗いフィルター.④プラ材パイプに③霧吹きの管をかぶせて,その上から取り付ける.直接虫を吸わない方のパイプ(写真中では左のパイプ)の基部につけておく.

2017年2月25日土曜日

テキトーなマルトゲメモ


Simplocaria 7種
・S. hispidula Fairmaire, 1886 シラフチビマルトゲムシ 本州, 四国, 九州, 種子島
・S. basistriata Nakane, 1964  ジョウネンチビマルトゲムシ 長野(常念岳)
・S. hakonensis Takizawa, 1983 ハコネチビマルトゲムシ 本州, 四国, 九州
・S. ivanloebli Pütz, 2003 イシヅチチビマルトゲムシ 愛媛(石鎚山)
・S. munetoshii Pütz, 2003 市房山(熊本か宮崎?)
・S. oharai Pütz, 2003 福岡(英彦山)
・S. naganoensis Pütz, 2004 長野(木曽駒ケ岳)

Horiella 12種
・H. shikokensis (Takizawa, 1983) シコクチビマルトゲムシ 四国, 九州
・H. japonica Pütz, 2002 山梨
・H. loebli Pütz, 2002 奈良, 和歌山
・H. shodoshimaensis Pütz, 2002 小豆島?
・H. franzi Pütz, 2003 長野(横岳)
・H. maruyamai Pütz, 2003 キョウトチビマルトゲムシ 京都, 兵庫
・H. bicornis Kitano et Sakai, 2007 トウカイヒメマルトゲムシ 静岡
・H. aikoae Kitano et Sakai, 2008 アイコヒメマルトゲムシ 三重
・H. hisamatsui Kitano et Sakai, 2009 ヒサマツヒメマルトゲムシ 愛媛(赤星山)
・H. kannoi Kitano et Sakai, 2009 イセヒメマルトゲムシ 三重
・H. matsunoi Kitano et Sakai, 2009 コボケヒメマルトゲムシ 徳島, 愛媛
・H. yoshidai Kitano et Sakai, 2009 ツルギヒメマルトゲムシ 徳島(剣山)

Chaetophora 1種
・C. spinosa (Rossi, 1794)  サシゲケシマルトゲムシ 本州, 九州

Curimopsis 13種
・C. cyclolepidia  Münster, 1902 キタサシゲマルトゲムシ 北海道
・C. japonica Nakane, 1964 ジョウネンサシゲマルトゲムシ 長野(常念岳)
・C. moosilauke Johnson, 1986 北海道(平山)
・C. lewisi Pütz, 2000
・C. takizawai Pütz, 2002  群馬, 山梨
・C. ainuorum Pütz, 2003 ニホンサシゲマルトゲムシ 北海道, 本州, 四国
・C. ezoensis Pütz, 2003 北海道(赤石川)
・C. hokkaidoensis Pütz, 2003 北海道(千代志別)
・C. horii Pütz, 2003 北海道(乙部岳)
・C. motoyamaensis Pütz, 2003 北海道(元山)
・C. yoshitomii Pütz, 2004 北海道(標津川)
・C. ehimensis Kitano et Sakai, 2006 エヒメサシゲマルトゲムシ 愛媛(赤星山, 石鎚山)
・C. tsurugisana Kitano, Pütz et Sakai, 2008 ツルギサシゲマルトゲムシ 徳島, 高知

Lamprobyrrhulus 1種
・L. hayashii Fiori, 1967 ドウガネツヤマルトゲムシ 北海道, 本州, 四国, 九州

Cytilus 1種
・C. sericeus (Forster, 1771) キヌゲマルトゲムシ 北海道, 秋田, 栃木, 山梨

Byrrhus 5種
・B. fasciatus Forster, 1771 北海道, 本州
・B. pustulatus Forster, 1771 マルモンマルトゲムシ 北海道, 本州, 九州
・B. arietinus Steffahny, 1843 長野, 静岡
・B. geminatus LeConte, 1854 カラフトマルトゲムシ 北海道, 山形, 新潟, 長野
・B. ekashii Kono, 1943 エカシマルトゲムシ 北海道

Microchaetes 1種
・Microchaetes sp. (移入種) 本州, 四国, 九州

2016年12月31日土曜日

年納め採集

久々の出動となりました、りんです。
今回は以前から採集したいと思っていた北関東のマヒマヒカブリです。
K庵氏をお誘いすると、快く乗ってくださり、
運転までしていただきました。
ありがとうございます。

場所は餃子県、河川敷でマヒマヒ、クロナガ(K庵氏はオオヨツも)を採集し、
レンタカーをお返しした後は餃子を堪能して岐路につきました。
本場だけあって、焼き餃子美味でした。

写真は採集したマヒマヒカブリ。
蒼色から緑がかった個体まで、綺麗です。



2016年最後に

今年ももう終わりです.
今年の私の活動はクリスマス単独採集会が最後になりましたが,マルトゲムシの一種 Horiella sp.が1つ採れただけに終わりました.
仕留め損なった獲物がけっこうありましたが,それでも虫屋として多少はレベルアップできた一年でした.



では良いお年を!

2016年11月27日日曜日

甲虫学会@大阪

師範です.
さっとん氏と一緒に甲虫学会に参加してきました.
分類関係の話はこういう時じゃないと聞けないので勉強になりました.

2016年10月17日月曜日

師範の単独ゼミ19 たまには運動

師範です.
最近は運動不足なので,時間がある時は運動するように心がけています.
どんな運動かというと,川に沿って黙々と山を登り続け,源流部付近まできたらピッケルでその脇の斜面をひたすら掘るというものです.
脚力と腕力と精神力が一度に鍛えられてオススメです.
昨日はこの川の上流を目指しました.


下の写真がその川の源流部付近.標高でいうと200m以上登ったところです.


探す気はなかったのですがたまたま運動のついでにこのような虫が見られ,せっかくなので摘んで帰りました.

いた甲虫の一部

モリモトメクラチビゴミムシ基亜種 Stygiotrechus morimotoi morimotoiが見られたのは嬉しかったです.ゴミムシは他にセダカコミズギワゴミムシ Elaphropus nipponicusやクビナガゴモクムシ Oxycentrus argutoroidesなどがいました.写真右のモリヒラタはたぶんハコネかウスグロのどっちかです.写真上のアリヅカムシはムネトゲアリヅカムシ上族 Batrisitaeの一種と思います.そのほかもろもろ見られました.
また機会があれば運動しに行きたいと思います.