先月、エサキクロタマムシを求めて慶良間諸島に行ってきました。
先に言っておきますと、採集に集中しすぎて昆虫の生態写真0枚です。すいません。
今回は泊港15時半発のフェリーで向かいます。
フェリーの時間までは、中南部で採集。
赤みが全くないウバタマが採れてルンルンのさっとん。
前胸まで緑がかったアオウバタマムシ(後日、室内で撮影)
その後、リュウキュウクリタマムシをリン氏だけが採集することになって、膝から崩れ落ちるさっとん。
頭皮が痒くなるほど悔しかったですが、これから離島でいい出会いがあるにちがいないと自分に言い聞かせて、いざ乗船。
遠征は、構想から帰ってきて標本や写真を整理するまで楽しいですが、
僕は船で離島に向かっている時が一番好きかもしれないです。
あのワクワク感がね、たまらんのですわ。
船からの景色はこんな感じ
看板で黄昏るリン氏。後ろ姿もイケメソ。
めっさシンプルで清潔感のあるお部屋
主人も親切な方だったので、星三つです!
2日目の宿は、写真撮り忘れました。てへ。
初日は、自転車を借りて散策したけど何も得られず(ウバタマの飛翔を観察)、
2日目へ
丸一日採集できるのは今日だけなので、移動手段は原付(1日5000円)。
なんと私さっとんはこの日が原付デビュー。りん氏に原付の極意を教えてもらいました。
ハンドルをひねったら進む!なーるほどね!
風が気持ちいい(時速30㎞)
景色がスンバラシイ。
朝食を済ませて、いざ採集。
よさげな松をスウィープしようとすると、さっそく奴が飛んできた!!
網を瞬時にスイング。
フレームにヒット。
異次元へ。
気をとりなおしてスウィープしていると、リン氏がやってきました。
リン氏「あ、いました。側溝に落ちてます。」
さっとん「おいおい、まじかよっ!まいったな、こりゃ。」
おそらく僕がスウィープした際に落ちたやつだろう。
タマムシ屋として最初の一頭を採ってドヤ顔キメる予定だったのに...
めげずに網を振っていくと、ネットの底にシルエットが、
黄色い紋が美しいエサキクロタマムシ(後日、室内で撮影)
よっしゃ!!
目の覚めるような黄色!
この黄色紋が見たくてこの島にやってきたのだ。
その後、二人ともポツポツ追加することができ、あっという間に帰りの時間に。
慶良間諸島で採集できたタマムシは、
アオムネスジタマムシ
ウバタマムシ(奄美・沖縄亜種)
エサキクロタマムシ
サツマウバタマムシ(沖縄・八重山亜種)
残念ながら、オキナワムツボシタマムシやアキヤマクリタマムシは見つけることはできませんでした。
次は、これらの種に加えてまだ発見されていないナガタマムシやチビタマムシも狙って、もう少し早いシーズン(5月)に行ってみようかと思います。
【エサキクロタマムシに関する覚書】
・飛んでるときは焦げ茶色っぽく見える。
・思ったより小さい。
・飛んで逃げる個体もいれば、そのまま落ちる個体もいる。
つまり、スウィープした後は、地面を確認すべし。
・朝10時には活動している。
最後に、
今回の遠征は、二人ともエサキクロを採集することができたので良かったです。
一つ心残りなのは、めちゃくちゃ海が綺麗なのに水着を持ってきてなくて泳げなかったこと。(リン氏はちゃんと持ってきて飛び込んでた)
次は海パンと肉体美を忘れずに持って行こうと思います。
以上、慶良間諸島遠征 後編でした。